Postma AA, et al.: Dual-energy CT of the brain and intracranial vessels. AJR Am J Roentgenol. 2012 Nov;199(5 Suppl):S26-33. doi: 10.2214/AJR.12.9115.
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Dual energy CTを用いた頭部および頭蓋内血管の検査に関するreview
大きく二つの項目について考察されている。
CTAにおいて頭蓋底の骨と血管を苦労することなく区別可能か?
造影後の頭部CTにおいて出血と造影剤を区別可能か?
Dual energy CTAでは頭蓋底の骨のsubtraction能力が期待されている。
しかし症例に依存するようで、血管を削ってしまう症例も存在する。
石灰化を有す血管では、石灰化をうまく描出できるケースもあるが、石灰化を大きく削ってしまい、狭窄の過大評価を及ぼすケースも紹介されている。
Subtractionを行う「人の目」がまだ不可欠。
もう一つのトピックスは造影後の頭部CTにおいて出血と造影剤を区別できるかについて。
本機能は臨床に有用であると記載されている。
PCIの後の出血検査や、血栓除去術の後のCTとして有用かつ、単純CTを省くことの被曝低減効果も期待されている。
Fig. 6, 7に分かりやすい症例が紹介されている。
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