本日は下記の論文を読んで見ました。
AJNRからdownloadできます。
頭蓋内AVMの術前、術後の評価のgold standardは現在のところDSAである。
しかし、DSAを用いた頭蓋内AVMの術前、術後の評価は、放射線被曝、ヨウド造影剤、血栓等の問題もある。
本研究は4D-MRAを使用して頭蓋内AVMの術前、術後の評価を実施、DSAと比較
装置は3T-MRI: Achiva 3.0, 3.0TX
56名の頭蓋内AVMの患者を対象
4D-MRAは2グループに分けて検討 (装置更新に伴う処置)
Gourp 1
Vozel size. 1.1 x 1.1 x 1.4
時間分解能. 608ms
Group 2
Voxel size. 1.1 x 1.1 x 1.1
Voxel size. 1.1 x 1.1 x 1.1
時間分解能. 572ms
定性的画質評価
頭蓋内AVMのクラス(Spetzler-Martin)を判定
MRAはOriginal data, MPR, MIPを検討
定量的画質評価
血管の信号分布からFWHMおよび傾き(Sharpness)を検討
結果 MRAによって判定されたfeeding arteries: 93%
7つのfeeding arteriesはDSAのみ判定可
(しかし、手術には影響せず)
(しかし、手術には影響せず)
Group間における血管幅、Sharpnessに差はなし。
信号強度はGroup 2の方が高い(造影剤濃度が異なる)。
DSAの代わりを4D-MRAが担うのはもう少し時間がかかるかもしれない。
しかし術前のクラス分けは可能であり、繰り返すfollow upにも有効。
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