Lai PH, et al.: Susceptibility-weighted imaging in patients with pyogenic brain
abscesses at 1.5T: characteristics of the abscess capsule. AJNR Am J
Neuroradiol. 2012 May;33(5):910-4. doi: 10.3174/ajnr.A2866. Epub 2012 Jan 26.
AJNRからdownloadできます。
脳膿瘍の患者14名の画像上の特徴を記した論文
膿瘍縁(rim)、cavity、正常白質のSWI phase valueをラジアンで計測し、比較している。
膿瘍縁のSWI phase valueはほかに比べて優位にマイナス値なっている。
cavityのSWI phase valueはややマイナス値。
脳膿瘍縁のSWI phase valueがマイナスになる理由は、静脈血管が増えてくることに起因するのだろうか?
造影T1Wでも強くring enhancementするので、納得できる一面もある。
一方で常磁性のフリーラジカルの存在も関与しているかもしれない。
いずれにしてもPhase valueの計測による判定方法は今後の研究が期待でき、本論文は興味深い。
Fig. 2, 3に脳膿瘍のT1W, T2W, T2*W, DWI, ADC, Gd-T1W, SWI-magnitude, SWI-phase,
SWIが記載されている。
たしかに、rimはphase imageにてhyposignalとなっている。
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