Mathieu KB, et al.: Precision of dosimetry-related measurements obtained on current multidetector computed tomography scanners. Med Phys. 2010 Aug;37(8):4102-9.
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最近ではガントリー内の構造やHVL, 4分の1幅、エネルギー等のモデリングがうまくいくようになり、モンテカルロ法を用いた線量計算も現実味をおびてきた。
一般的にCTDI(100, air)でモデリングの校正は実施されており、CTDI(w)で検証した際には3.5%程度のエラーが報告されている。
しかし、装置の劣化、測定機器のドリフト等を考えて、どの程度モンテカルロと値が一致すればよいのか、特別指標があるわけではない。
そこで、装置の短期、長期にわたる正確性を評価し、その変動を調査した論文
調査した期間は、weekly, 3か月か4か月ごと
装置は3種類(GE VCT, GE Light Speed 16, Siemens Sensation 64)
測定内容 CTDI(100, air), HVL, QVL(4分の1)、CTDI(w)
結果
全ての計測結果の%CVは4.33%以内
95%が2.75%以内 おおよそ5%以内に%CVが入ると考えても良い。
その他
実際のCTDII(100, air)、半価層の測定写真が掲載されているほか、VCT, SensationのHVLも掲載されおり、Siemens HVLが高いことが一目でわかる。
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