Tonkopi E, et al.: JOURNAL CLUB: CT Dose Optimization for Whole-Body PET/CT Examinations. AJR Am J Roentgenol. 2013 Aug;201(2):257-63. doi: 10.2214/AJR.12.10495.
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PET/CT(特にFDG)では頭部から大腿までほぼ全身撮影が実施される。
通常の診断的撮影条件にて全身CTを撮影した場合、約24mSv。
PETが22mSvを超えない程度と報告されていることから、一度の検査で46mSvにもなる。
本研究はCT撮影条件を最適化して線量を低減させ、画質劣化を及ぼしていないかを調査
診断に適さない低線量CT撮影モードを使用:吸収補正+解剖学的位置把握
120kVp, TCM(+: 10-210mA), 再構成スライス厚.3.75 mm
パラメータの最適化(最適化前:140名、最適化後100名)
Noise index: 25 → 27.1
ピッチ: 1.75 → 1.35
回転時間(s): 0.8 → 0.5
ビームコリメーション: 16×0.625 → 16×1.25
線量評価はDLP, 実効線量
26名の患者は両方の集団に属していたため、画質評価を実施
結果 32%の線量低下
CTDI(vol) mGy: 6.4 → 4.3
実効線量 mSv: 8.1 → 5.5
PET/CTの実効線量 mSv: 16.2 → 13.6
総点数において画質評価は特に統計的差異はなし。
内頚動脈、外側頸三角部は画質スコアの低下
全ての画像において診断に使用可能
線量低減のポイント 回転時間の短縮化、ビーム幅の増加、ノイズインデックスの増加
(本装置はビーム幅の増加により、自動的にピッチが小さくなる)
パラメータを最適化しても5.5mSvは被曝を受ける。
装置のパラメータの最適化もさることながら、検査の正当化も重要。
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